8月の活動報告【お山】
今日は。スタッフの坂田麻季江です。
関西を直撃した台風21号の被害は甚大でした。
北海道の地震も、時間が経つと共に被害の大きさが明らかになっています。
亡くなられた方々にご冥福をお祈りするとともに、
被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
8月の<お山>の活動実績報告です。
<植樹>
お山に植樹した木の、名札を兼ねた紹介プレートを作りました。
分かりやすくしておくと、管理もしやすくなりますね。
この木は名前が分からず、みんなで「鳥の集まる木」と呼んでいます。
花が咲くか、実がなれば名前がはっきり分かると思うんですが、
それまでは「鳥の集まる木」と呼ばせてもらおうと思います。
木の紹介プレートは、順次作っていく予定です。
<ポタジェ畑>
へちまがスクスク育ってきて、畑の木枠からはみ出してきました。
棚を作ろう、と思った時に、台風で壊れた温室テントがあることを思い出しました。
屋根の骨組みが一部破損し、もうテントとしては使えないんですが、
何か別の用途では使えるだろうと、骨組みを全部、取っておいたんです。
ピンと来たので、それを再利用。
以前、竹で作った棚は、台風で倒れてしまったんです。
何回修正しても、土が軟らかいので安定せず、すぐに傾いてしまって。
でもこれだったら、しっかりしているので、倒れないだろうと。
地面に支柱を埋め込んで、木枠の外に設置。
へちま畑がすっぽり収まりました。
破損した屋根部分は、ヒモでしっかり結びつけています。
人が住むわけではないので、これでも大丈夫。
横に竹を渡したんですが、ちょっと工夫が必要でした。
金属製のツルツルしたパイプなので、ヒモで縛ると、竹が下へずり落ちてしまうのです。
そこで、農業用のゴムバンド登場。
がっちりホールド。
固くて強力なので、うちの畑でよく使います。「トーカバンド」という商品です。
片側はスペースをあけ、歩いて入れるようにしました。
世話や収穫がしやすいようにです
可愛い家の形をした、へちま棚が出来上がりました。
もっとへちまが育ったら、トンネルっぽくなるかなぁと思っています。
<まるごとSango>
8月は、山口県のYさんが、お孫さんと一緒に来て下さいました。
お孫さんのH君は小学5年生。
夏休みの宿題の絵日記を持ってきていました。
ノート形式ではなく、プリント1枚ものの絵日記でした。
まだ白紙の状態で、「一番思い出に残ったことを書く。」とのことでした。
「滞在中に、何か書けたらいいねぇ。」と話したりしていました。
生活をする中で、H君は料理やパン作りにもチャレンジ。
焼いたパンをお弁当に持って、スタッフ数名とH君で
Sangoファーム中城へも行きました。
畑では、大工仕事の補助、草刈りや収穫、ロケットストーブとダッチオーブンを
使っての料理などを、一緒にしてもらいました。
また滞在中に、8月から新しく始めたオプション企画(木工体験・
動物との触れあい体験)にもご参加いただきました。
Sangoの滞在中に体験したことは、彼にとって初めてのこと
ばかりだったようですが、工具の使い方、火の扱い、料理なども
すぐに慣れ、「楽しい!」と言う彼の目はキラキラしていました。
そして、帰る日。
白紙だった、プリント1枚ものの絵日記が仕上がっていました。
絵を描くスペースには、Sangoで体験したことが描いてありました。
でも一つではなかったんです。
テントのこと、畑での作業、料理、パン作り、オプション企画の木工や
動物との触れあい体験など、たくさんの絵が枠いっぱいに、
びっしりと描かれてあったんです。
それを見て、私は「なるほど!」と思ったのでした。
別に、「一番の思い出」は一つじゃなくてもいいんですよね。
自分にとって大切な事で、甲乙つけがたいものが複数あれば、
それを全部書いたっていいわけです。
「ぜ〜んぶ一番!」っていうのも、全然アリなわけで。
「一番思い出に残ったことを書く」という宿題。
それに対し、「どれか一つを選ばなくちゃならない」という概念に
囚われず、自由な発想で仕上げたH君。
小学5年生の彼から、私は新鮮な「気づき」をいただきました。
私たちはいつも、来られる方々からたくさんの学びを頂いています。
感謝です。
<学びの時間>
8月から、前もって決めた日時に、私達スタッフの学びの
時間を持つことになりました。
これまでは特に決めず、成り行きで行っていたのですが、
忙しくなると目の前の仕事に意識が行ってしまい、霊性を
失ってしまいがちになる私達がいました。
忙しい時ほど、「冷静」に「霊性」を保つ必要があります。
あらかじめ学びの時間を決めておくことで、忙しい中でも、一呼吸置いて
平常心を保つ時間が取れます。
状況に左右されず、困難に打ち克つための訓練にもなります。
当初、毎週火曜日に”日中ワーク”として実施していく予定でしたが、
スケジュールの繰り合わせが難しく、中止になりました。
8月に私達スタッフが行った学びを、以下にご紹介します
8/14(火) 読書会 11:00〜14:00
アラン・カルデック著「霊の書」
第3部 5章「自己保存の法則」を読みました。
おばぁ主導のもと、3時間行いましたが、非常に密度の濃い3時間でした。
おばぁがスタッフに質問を投げかけ、禅問答のような形式で
進む場面もありました。
より一層、霊的真理への理解を深めることができました。
8/16(木) 呼吸・瞑想 19:00〜20:00
瞑想前に体をほぐし、呼吸しやすくした後、瞑想に入りました。
日々、個人で瞑想したりしていますが、団体で行うことで
エネルギーや波動が共鳴し合い、まとまりが生まれるという視点から
この時間を設ける運びとなりました。
8/17(金) ランダムワーク 18:00〜21:00
「ランダムワーク」というのは、内容を固定しない学び(ワーク)という意味です。
筆による写経・ペンなどで文字を書くワークなど、その時その時で
内容が変わります。
今回は、おばぁ主導で、「カタカムナ」という日本の古文書に記された
古代文字で干支を読み解きました。
十二支ある中で、自分がその干支に生まれてきた意味を読み解くことで、
自分の使命や役割を理解することにつながりました。
8/17(金) ・8/31(金)自分シェア 12:00〜14:00
この「自分シェア」は、スタッフ各自の、気づきや感情をシェアする時間です。
Sangoでは、日常生活においての気づきを大切にしているので
毎朝、朝食後にこれを行っていたのですが、ともするとシェア時間が
長くなってしまい、作業に戻る時間が遅くなったりしていました。
各自で感情をノートに書いて整理するなど、「自分で整える」ということも
大切にしよう、ということになり、毎日ではなく週1回になりました。
8月は上記の通りでしたが、色んなやり方を実験しながら
良い方法を模索し、進んでいこうと思っています。
私達にとって、学びは生活の一部として存在しており、切り離せないものです。
これからも学びを大切にしながら、日々を過ごしていきます。
現在公募はしておりませんが、まるごとSangoの参加者様は、
滞在中これらのワークにご参加いただけます。
長らくお読みいただきありがとうございました。
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