【お山】不便が楽しかった話【坂田麻季江】
今日は。スタッフ坂田麻季江です。
原点回帰。
ずっと機械に頼っていたことを手でやってみて、
楽しさ、喜びを再発見した話です。
ある日、なんだか急に縫い物がしたくなって。
前から作りたいと思っていた、ガーデンエプロンを作ろう!
と思い立った私。
布を出してきて、裁断を始めました。
ちょうど12月のSangoマルシェの前だったので、
完成したら、それにも出してみようと思って。
しかし、少し前からミシンの調子が悪く、
使えない状態でした。
実は私、手縫いはほとんどやりません。
ズボンの裾上げなんかは手縫いでやってましたが、
何かを作る時は、専らミシン。
そんな私にとって、ミシンが使えない
というのは、結構大きな出来事でした。
でもなぜか、今回は手縫いでもやりたい、
という気持ちになって、素直にそれに従ってみました。
四角く切った布を、チクチク縫い始めました。
上手くはないので、ミシンのように真っすぐ
とはいかず、微妙にゆがんだり、均等に
揃った縫い目にはなりませんでしたが、
やっているうちに、ものすごく楽しくなってきました。
布の端っこを折り返して縫うとか、
布を細長く切ってエプロンの腰ヒモを作るとか、
そういう作業の一つ一つが、楽しくて仕方がなくて。
やっぱり私は、細かい手仕事が好きなんだなぁ・・・。
(*´-`*)最初から最後まで、幸せでした。
とても時間はかかりましたよ。
2時間半くらいかけて、やっと1枚できたんですから。
ポケットは、あるものを再利用しました。
はかなくなったスカートから取ったものを、縫い付けただけです。
縫い付けただけでも、意外と作業行程があって
スカートから切り取ったポケットの外周を
きれいに始末する(ピョンピョン糸が出ないように)とか、
アイロンで、シワを伸ばしてから縫い付けるとか、
色んな細かい作業があります。
そういうのも、一つ一つ、丁寧にやると楽しいんですよね。
ちなみに完成品は、マルシェには出さず、
他のスタッフの手に渡りました。
ミシンが壊れたことで、色んな原点に戻れた出来事でした。
裁縫の原点。自分の原点。
これからも時々は、手縫いも楽しんでみます。
写真を撮り忘れたので、現在制作中の、別の1枚を載せます。
こちらも手縫いです。
ポケットは同じく再利用で、はかなくなったパンツから取ったもの。
レースをつけてみました。
お読みいただき、有り難うございました。