一般社団法人Sango 公式ブログ 『ひかり』

沖縄県東村慶佐次の森、通称“お山”で活動している 一般社団法人 Sangoのブログです。わたしたちは、ここ“お山”の豊かな自然の中で、自分を成長させる霊的な学びを実践・実験していくことを大切にしています。 このブログでは、Sangoのことや活動内容、そして霊的な学びを紹介していきます。

「やり残し」を終わらせに行った話

皆様いかがお過ごしですか。

坂田麻季江です。


先日、自分の中の大きな「やり残し」を

終わらせに行ってきました。

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私は、夫を病気で失っているのですが、

夫の生前、大変お世話になった鍼灸治療院が、県南部にあります。

当時、夫婦で通っていましたが、しばらくして

夫の病状が悪化。

人工呼吸器をつけての生活となり、歩行も

困難になってしまったため、夫は通えなくなりました。


その状況を知った先生が、自宅まで来て夫の

治療をして下さるようになりました。

治療費もいつも受け取らず。

先生のご厚意でした。

夫もそれに励まされて、前向きに頑張っていま

したが、途中で本土にある夫の実家、長崎へ

引っ越すことになりました。

夫が救急車でICUに運ばれた時、そのまま

病院から長崎へ。

そんな状況だったため、電話だけで先生に

ご挨拶して、引っ越しました。

 

夫の死後、私は再び沖縄へ移住。

 

移住後、もう一度ちゃんと先生にお会いして、

あの時お世話になったお礼が言いたい、

と思っていました。

同じ県内にいるんだから、いつでも行けます。

だから行けばいいのですが、私はどうしても

足が向かないのです。

電話することも、躊躇していました。

 

そんな状況で、移住してから8年も経ちました。

頭の片隅に先生のことを思いながら、ずっと

会いに行けない私がいました。

車で近くを通っても、あえて通り過ぎて。


だって先生に会ったら、先生と話したら、

私はきっと泣いてしまう。

大好きだった夫を思い出してしまう。

夫を失ったことを直視する事になるので、

きっとそれが怖かったんです。


でも、今日、仲間のヒロさんの行動が、

私に勇気をくれました。↓↓↓

https://naturalhspman.hatenadiary.jp/entry/2021/06/21/170302?fbclid=IwAR2eQdh55xB4u-zIqXHUqbJmPRfRZ9br0Q6_GS214j60xmaLYhIJyoM1vHE

ヒロさんは、会えるかどうか分からないけど、おじい様おばあ様に、会いに行っている。

「やりたい」をやっている姿を目の当たりに

して、私の魂が強く反応しました。

「私もやろう!」と、いう気持ちになって。

いま会いに行こう!」

「よし行こう!」

と、突き動かされるままに、車で飛び出しました。

電話してからなんて考えたら躊躇する私がいたので、もうそのまま、勢いで。

治療院の近くに行ってから電話をかけると、

とても驚いておられました。

うまい具合に、ちょうど空き時間だったらしく、会えました。

再会して泣くかと思ったら、全然泣かない。

もう歓喜しかありませんでした。

喜びで先生にハグ。

その後、お礼と近況報告をしました。

そして交流も復活。


「やり残している」という心の引っかかりを

終わらせる事が出来ました。

 

お世話になった人に会いに行くのに、

8年もかかりました。

夫がいないという現実が、どんだけ悲しくて、どんだけ怖かったんだよ、私。

ヒロさんに感謝。

自分に感謝。

ありがとうございました。

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剪定したクロキの枝元から、新芽が出ていました。