9月・10月の活動報告【お山】
今日は。スタッフの坂田麻季江です。
9月後半に、立て続けに来た台風(24号・25号)により
お山も被害を受け、後片付けに時間を要したため、
9月の活動実績報告は休ませていただき、9月・10月の
活動をまとめて報告させていただこうと思います。
〜台風の被害状況と、台風からの気づき〜
被害状況
◎コンテナやプレハブ鉄骨などが動き、位置がズレました。
画像のコンテナは左にズレました。
ドアの前にブロックで作った踏み台を置いているのですが、
踏み台から離れているのがお分かり頂けるでしょうか。
以前は踏み台とピッタリくっついていました。
右のブロックにコンテナの角が乗っていたのですが、 大きく外れました。
◎建築資材が飛ばされました。
中でも、断熱材として使う目的で大工さんにもらった
発泡スチロールの板が、ほとんどが飛ばされました。
被せていたブルーシートが大きく破れ、白い発泡スチロール板が
お向かいやお隣、道路、藪の中などに散乱。
翌朝、スタッフ総出で回収しました
◎屋外のゴミ箱が崩壊しました
資源ゴミ、粗大ゴミなどを分別するために設置していた
屋外のゴミ箱が崩壊しました。
この後新しく作り直し、場所も変更。
風の影響を受けにくい場所に設置しました
◎樹木がたくさんなぎ倒されました。
敷地内に散在している倒木の撤去作業は、今も続いています。
林・藪の中にある倒木は、手前の樹木や雑草を払いながらの作業となります。
◎スタッフ(大北)の温室テントが飛ばされました
(衝撃)
台風前。
台風後。
台風の夜は、温室テント暮らしのスタッフは本館に
避難して いたため彼は無事だったのですが、
翌朝下へ降りるとこの状態でした。
この場所はいつも穏やかで、台風でも草がそよぐくらいで
風の影響を受けない場所だったのです。
この現状を見て、今回の台風の凄まじさを実感しました。
現在彼は、新しく立て直した温室テントに戻っています
◎仮設トイレが倒れました。
ワイヤーでしっかり固定していなかったためです。
この後、コンクリートの塊にトイレを金属製ワイヤーで縛り付け、
固定しました
◎工具小屋の基礎がつぶれました。
一見、何の問題もないように見えたんですが・・・。
足が曲がってしまった個所や、
ひしゃげて、外へ飛び出してしまった個所が。
そのため、小屋の下に置いていた脚立などが取り出せなくなってしまいました。
脚立は他にもあるので、何とかなるのですが
小屋自体を作り直す必要があります。
◎苗床がグチャグチャになりました。
ご覧の通りです。
四方に防風ネットを張っていたのですが、一部
開いていた個所があり、 そこから暴風が吹き込んだようです。
ネットが破れ、トタン屋根も一部飛びました。
骨組みも歪んでしまっています。
屋根がなく、農具・園芸グッズが雨ざらしになっているので
対策を講じる必要があります。
◎4日間停電し、電気ナシの生活を経験しました
残念ながら、停電時の写真を撮っていません。
そこまで頭が回らず・・・。 惜しい事をしました。
◎約1ヵ月間、電話も不通となりました。
回線工事に来てくれた方に聞いたところ、
"電線を確認しに行ったら、ちぎれてしまっていました。
おそらく台風のせいだと思います"という話でした。
現在は復旧しています。
電話が不通の間は、皆様にはご不便・ご迷惑をお掛けしました。
生活・感じたこと
停電なので、電話はもちろんPCも使えないため、
ネットもできない状況でしたが、アナログな生活も結構楽しいものでした。
◎室内の照明には、ランタンとろうそくを使用。
外の照明がない中、室内のほのかな明かりだけで
夜の時間を過ごしました。
仕事をするような明るさではないため、みんなで
一ヶ所に集まって ゆんたくしたり、体をほぐしたり。
かえってそれが心地良い一日の終わりとなり、
19時半を過ぎる頃には全員が就寝。
「日の入りと共に寝て、日の出と共に起きる」という、
太陽の動き に合わせた健康的な生活となりました
◎洗濯機が使えないので、雨水で洗濯をしていました。
「はたらき隊」や「まるごとSango」に参加された方はおなじみの、雨水タンク。
Sangoでは日常的に、雨水で作業着を洗っています。
洗濯板とたらいを使って。
停電時は作業着だけでなく、普段着も雨水で洗いましたが、
作業着で慣れていたため、慌てずに済みました。
◎給湯器も使えなかったので、入浴の際はガスコンロで お湯を沸かして対応。
ウォーターキーパーや保温鍋にお湯を移し、
冷めないうちに順番に入ってガス代を節約しました。
また裸で過ごす場所が暗いと危険なため、ランタンを
置いて浴室内の明かりを確保していました。
◎冷蔵庫も使えないので、豆腐やチーズなど傷みやすい物から 食べていきました。
途中からは、氷を入れたクーラーBOXに冷蔵庫の
物を移し替えて対応。 上記以外にも、みんなで
協力し合いながら停電を乗り切りました。
地元の友人・知人とも声をかけ合って、精神面でも助けられました
最初の2日間は、沖縄本島が大規模に停電していたので
19時を回ると真っ暗でした。
お山からはいつも、集落の明かりや道路灯が見えるのですが、
当然ながらそれもなく。
月光に浮かび上がる、建物や地面の輪郭を頼りに外を歩きました。
東村の星空はいつも美しいのですが、この時は一層美しく、
壮大ですらありました。
流れ星も頻繁にあり、いつも見えていないだけで、
流れ星ってけっこうあるものなんだな、という発見もありました。
この停電のおかげで、電気の有り難みを実感しました。
いつの間にか、私達にとって電気は「あって当たり前」に
なってしまっているようです。
感謝の気持ちを忘れてしまいがちな私達に、
天が教えてくれたのかも知れません。
今回は電気でしたが、水・ガスが止まる可能性だって充分にあります。
「あって当たり前」にせず、止まっても対応できるように
準備しておくことも大切ですよね。
今後も日本に大きな地震が来ると言われています。
地震調査委員会が公表しているデータを見ても、
その確率は高いと思われます。
■精神的にも物質的にも、普段から災害時への備えをしておくこと。
(心づもりをしておくことで、冷静に対処できますし、
食料・物資の 備蓄があれば、当面生活していけます。)
■地域の人達と交流をし、いざという時に連携を取れるようにしておくこと
(お互いに情報をやり取りすることで被害状況が
把握ができますし、支援物資などの情報も入りやすくなります)
上記が大切だと改めて認識しました。
温かいお言葉や励ましのメッセージをいただいた方々、
お心遣い頂いた方々、どうも有難うございました。
この場を借りてお礼申し上げます。
〜その他 報告〜
<植樹>
8月から製作を始めた、植樹した木の名札を兼ねた紹介プレート。
すでに植樹した木だけでなく、これから植樹する予定の
木についても プレートを作っています。
9月はタマリンドのプレートを作り、植樹予定地に立てました。
台風24号、25号で周辺の木は倒れましたが、
このプレートは 低い位置だったためかびくともせず、
持ちこたえてくれました。
<ポタジェ畑>
横にひっくり返っていました。
這わせていたへちまも暴風にやられてしまったので、やむなく終了。
骨組みを撤収し・・・・ こちらに再利用しました。
島かぼちゃの棚です。
竹で作っていたのですが倒壊したため、これに変えました。
へちま棚が倒れたのは背を高くしたためだと思われたので、
これは低く作りました。
下のうりずん豆の金網も、バタンと倒れていたので立て直し。
中の竹の支柱がバラバラになってしまっており、自立しなくなっていました。
裏ワザとして、後ろと前に杭を打って、前後に倒れるのを防いでいます。
この豆は元気に復活し、毎日収穫もしています。
(上の写真を撮ったら、偶然虹のような光と、緑色の光が映り込みました。)
<学びの時間>
9月・10月に持った、私達スタッフの学びの時間は以下の通りです。
9/7(金)・9/13(木)・9/21(金)・10/5(金)10/19(金)
自分シェア 12:00〜14:00
***
スタッフ各自の、気づきや感情をシェアする時間です。
誰かが気づきを話すと、それを聞いた他の誰かが、新しい気づきを得る。
私達はいつも、そんな風につながって、お互いに学び合っています。
仲間と共に学ぶことで、「真理」に立ち返る。
自分シェアの時間は、霊性の向上を目指す私達の大切な時間です。
9/10(月)・10/21(日)・10/24(水) ランダムワーク 12:00〜15:00
***
9/10(月)
古代文字のカタカムナで、干支を読み解いていきました。
カタカムナによって導き出される数字から、自分が
その干支に生まれてきた意味について、理解し合いました。
また、家族との関わりにも話が及び、生きる意味について、
学びを深めました。
10/21(日)
当日の朝、スタッフの心の引っかかりについて話すため
みんなで集まったことがきっかけで、本来12時から行う
予定だったワークを早め、朝から行いました。
誰かの心の整理をすることが、自分の心の整理にも
つながる。お互いに学び合って成長しています。
10/24(水)
「観音力」というカードを使っての遊びながらのワークでした。
引いたカードは、偶然ではなく必然としてもたらされたメッセージです。
自分が今、どんな状況に置かれているのか。
どんな心理にいるのか。カードから本当の自分を読み解き、
自ら答えを 導き出す、というワークでした。
9/27(木)・10/11(木)・10/18(木)・10/25(木) 呼吸瞑想 19:00〜20:00
まず呼吸法や体ほぐしを行い、その後瞑想に入っていきます。
正しい姿勢で座り、ゆっくりと深い呼吸を繰り返していくうちに
呼吸が早かったり、色んな意識に囚われていることに気づいたりします。
Sangoとして、団体のエネルギーや波動を整えていくための 大切な時間です。
(雨粒が朝日でキラキラと光っていたナスタチウム。ポタジェ畑にて)
9/14(金)・10/22(月) 読書会 11:00〜14:00
9/14(金)
アラン・カルデック著「霊の書」第3部 1章「自然法則」を読みました。
おばぁ不在の中、お山にいるスタッフで行いました。
ことである、ということを理解し、そこから、善と悪について語り合いました。
3時間でしたが、時間の長さを感じないほど深い学びの時間でした。
10/22(月)
アラン・カルデック著「霊の書」第2部 全章を読んだあと、
仕事とは何なのか、ということについて語り合っていきました。
想像以上に、日常生活における行動の中には、家族関係で
培われた思い込み、執着が強く残っており、人生に影響している
こと、自由になるとはどういうことなのか?など、多岐に
わたって魂の話ができ、深く学びました。
私達にとって、学びは生活の一部として存在しており、切り離せないものです。
これからも学びを大切にしながら、日々を過ごしていきます。
現在公募はしておりませんが、まるごとSangoの参加者様は、
滞在中これらのワークにご参加いただけます。
長らくお読みいただきありがとうございました。
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