一般社団法人Sango 公式ブログ 『ひかり』

沖縄県東村慶佐次の森、通称“お山”で活動している 一般社団法人 Sangoのブログです。わたしたちは、ここ“お山”の豊かな自然の中で、自分を成長させる霊的な学びを実践・実験していくことを大切にしています。 このブログでは、Sangoのことや活動内容、そして霊的な学びを紹介していきます。

【Sangoファーム中城】畑で美味しく楽しく生きよう!

こんにちは。

スタッフの大北です。

 

本日は 、

Sangoファーム中城より、

お送りしております。

 

現在新型コロナウィルスにより

沖縄も来島自粛や、不要不急の外出自粛などが出ている今。

 

Sangoでも、

沖縄中部と北部の行き来は極力控えよう!

ということを決め、

 

僕はお山へは久しく帰らず、

Sangoファーム中城で、

畑仕事に勤しんでいる毎日なのでございます。

 

www.sangookinawa.org

(沖縄中部のSangoファーム中城と、北部東村にあるお山の位置関係は⏫⏫)

 

畑で収穫されたお野菜は、

週に一回お山へ郵送。

 

f:id:yanbarusango:20200502140247j:plain

 

f:id:yanbarusango:20200502140208j:plain

(車で東村と往復して届けるガソリン・高速代よりも、郵送料金の方が安かった!!笑)

 

Sangoの他のスタッフとは週に一度のZoomでの申し送りや、

Lineでの日々のやり取りで、連絡を取り合っている現状です。

 

f:id:yanbarusango:20200502140755j:plain
(週に一度のZoomでの申し送りはこんな感じの雰囲気。ハイテク音痴の我々にもオンラインの波がっ!!笑)

 

このような状況の中、

僕の畑に対する意識も変わってきています

 

畑仕事が、

「やりたくてやっていること」から、

「生きるために大切なこと」へ、

変化してきている今があります。

 

 

まず、

4月上旬に沖縄県が来島自粛要請を出した時、

最初に思ったこと。

 

それは、

芋を植えよう!!

でした。

 

もしかしたら自粛期間が長引くかもしれない。

物流だってどうなるかわからない。

何が起こるかわからない世の中。

 

でも、

芋があれば生きていける!!笑

 

そう思ったわけです。

 

自分たちの食べるものを、

自分たちで収穫できているなら、

 

周りの状況がどう変化していこうと、

ある程度大丈夫。

 

そのために、

長期的に保存できる芋・豆類を、

今から植えておく必要があると思ったのです。

 

今は時期的にサツマイモの植え付けシーズン。

米がなければ、

サツマイモをふかして食べればいいじゃないか!

 

というわけで、

約1年半ずっと手付かずだった、

土地の開拓に着手しました。

f:id:yanbarusango:20200502142101j:plain

(草ボーボーです笑)

 

近くに住んでいる繋がりある方にも手伝っていただき、草刈り。

f:id:yanbarusango:20200502142214j:plain

f:id:yanbarusango:20200502142240j:plain

背中で語る人たち笑

 

毎日コツコツ少しずつ場所を広げてゆき、

ラクターで開墾!!

 

f:id:yanbarusango:20200502142425j:plain

 

そして畝(小高い山のようなもの)を立て、

芋を植える準備が整いました。

f:id:yanbarusango:20200502142541j:plain

f:id:yanbarusango:20200502142620j:plain


ここからさつま芋の植え付け。

 

芋づるを近くにいる大先輩の農家さんたちに、

分けていただき、

 

f:id:yanbarusango:20200502142755j:plain

f:id:yanbarusango:20200502143142j:plain

(サツマイモはとても強い植物。

芋のつるを土に挿せば、根っこが生えてきて、サツマイモが育ってゆきます。)

 

この芋づるを適当な大きさに切り分け、

畝を立てた畑にぶっさし、芋畑の完成です。

 

f:id:yanbarusango:20200502143410j:plain

 

f:id:yanbarusango:20200502143532j:plain

f:id:yanbarusango:20200502143559j:plain

 

全部で4〜500苗植えることができました。

順調にいけば半年後に1000個以上のサツマイモが取れます。

(若干やりすぎ感がありますが、まぁ良しとしよう笑)

 

サツマイモを植えると決めてから、

実際に芋畑を完成させるにかかった日数は、

たったの10日でした。

 

なかなか余裕がなくて、

1年半も手をつけられなかった畑のはずなのに、

 

こんな短期間で、

しかも少人数で開墾し、活用できるなんて、

コロナの前だったら全く想像できませんでした。

 

それもこれも、

意識の変化がとても大きいです。

 

 

今まで、

畑は「やりたいからやっている」ことでした。

 

畑で実験していることが嬉しい。

美味しいお野菜が食べれて嬉しい。 

 

僕が好きでやっていることが、

コミュニティに還元できたらなお嬉しい。

 

やりたいことをさせてもらっている、

その恩返しとして、

お野菜を収穫して、仲間たちに届けている。

 

そんな気持ちが、

強かったように感じます。

 

でも、

今の状況の中で、

確実に意識は変わりました。

 

畑は「生きる」を支えている。

と気づいたのです。

 

自分たちの生きるための糧を、

自分たちの手で育てること。

 

大地に根ざして生きること。

 

それがとても大切なことであると、

気づくことができました。

 

 

もちろんやるからには、

美味しい方がいいに決まってるし、

喜べること、楽しいことが何より大切です。

(食いしん坊万歳笑)

 

でも、

「美味しい」や「楽しい」の前提にある、

「生きる」に根ざすことができて、

 

畑をやる意義が、

自分の中でまた深まりました。

 

というわけで、どんな状況でも、

変わらず楽しんで、

畑仕事に勤しむ日々です。

 

また落ち着いた頃に、

皆様とお会いできることを楽しみにしております。

 

皆様の喜びと平安を祈って。

 

まるっ!!