【お山】ミーコーガー、島サルナシ、エトセトラ
今日は。坂田麻季江です。
先日、林業のニィニィの案内で、
村内に自生している果樹を探しにあちこち回ってきました。
ニィニィからお誘いの電話があり、私と寿美さんが
行くことになり、車で拾ってもらって出発。
きっかけは、以前から寿美さんが、
シマサルナシという野生の果樹を探していたので、
このニィニィに訊いてみたのが発端でした。
とてもよく知っていて、自生している場所も教えてくれたのです。
東村には、シマサルナシ以外にも、
野生のアケビなどもあるそうで、村内の
植物や自然のことにとても詳しいニィニィでした。
シマサルナシを採りに行きたいことや、
他にも色々教えて下さいとお願いしてあったのですが、
こうやって空いた時間にお電話いただけるなんて、嬉しい限りです。
ご縁とご厚意に感謝。
お山から出発して、意外と近所で車が止まり、
「ほら、これ。」と言われたのは山ぶどう。
ツルが道に垂れ下がっていました。
言われてみれば、葉っぱの形は確かにブドウ。
(↓ 山ぶどうの実)
こんな近所の道に?!と、嬉しい発見でした。
その次に案内してもらったのは、シマサルナシ。
キウイの原種らしいです。
実はキウイそのもの。
こんな風になってます。
方言で「ミーコーガー」と言うそうです。
「ミーコー」は「目」。
「ガー」は「ビックリして目をしばたかせる様子」。
採った実を食べると、酸っぱすぎて目を
バチバチさせちゃうから、ミーコーガーなんだそうです。
ニィニィいわく、採ったものを追熟させて、甘くなってから食べるんだとか。
今回教えてもらったお陰様で、バッチリ覚えられましたよ。
お次はこちら。沖縄アケビ。
先日剪定したものだそうです。
青い実がついてました。
この剪定した枝から、挿し木用に何本か切ってもらってきました。
本土のものより、小ぶりの実がなるみたいです。
ニィニィ達は子供の頃に、桑の実、
シークヮーサーの実を採って食べていたそうです。
青いシークヮーサーの酸っぱいのが、
とても美味しかったと言っていました。
他にチャーギ(イヌマキの実)、シャリンバイの実も食べていたそうです。
色んな話を聞きながら村内を案内してもらったことで、
地域の自然にもっと目を向けようと思いました。
お山の中にも、まだ気づいていないだけで、
山ブドウやシャリンバイなどがあるかも知れません。
いつか見つけられるかな?
ワクワクしています。
お読みいただきありがとうございました。
【お山】赤バナナが移動?【坂田麻季江】
今日は。皆さまお元気ですか。
坂田麻季江です。
昔テレビで、”移動する植物”っていうのを
見たことがあり、何だったっけ?と記憶を頼りに探してみました。
アフリカのソクラテアという木でした。
根っこが足みたいに動き、太陽の動きに合わせて
日に2~3cm、年間で20m動くんだそうで、
「歩く木」と呼ばれているんだとか。
**************
なぜこんなことを書くかというと、
お山の中で、自由に動き回ってる?と思える植物があるんです。
それは赤バナナという品種のバナナ。
この赤バナナ、「増えてる」んじゃなくて、
「移動してる」んですよね。
行きたい場所にどんどん動いていっているような。
↓ 最初にいた場所 はこちら。
赤マル部分。もう跡形もありません。
↓ 次に来た場所。畑の近くに寄ってきた。
↓ そして今。とうとう畑の中に。
木枠の中に、インしちゃった。。。
ある時突然、畑の中に葉っぱが現れたのです。
たぶん、この赤バナナだと思われます。
赤バナナって、実がはじけることで種を飛ばすんです。
**************
日当たり、湿度など、好みがあるんでしょうね。
最初にいた場所からは、跡形もなく消えちゃいました。
移動先が気に入ったから、ここはもういいや、みたいな?
自由に動き回るこの赤バナナ。
最初は畑から離れた場所にいて、
どういうわけか、畑の近くにやってきた。
そしてとうとう、畑の中。
もしかしたら、人に触って欲しいのかな?
私が普段、作業しているのを見ているのかも。
種を飛ばしてもらって、旅をしたいのでしょうか。
だとしたら、ものすごい意思を感じます。
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種は、自分ではじけて飛ばしたのかも知れないし、
鳥が種を運んだのかも知れない。
風に乗ったのかも知れません。
いずれにしても、「あそこに移動したい」という
強い意志があって、その場所に行けた種が、
懸命に芽を出したのだとしたら。
🌿🌿🌿
こんなにも、「生きる」ことに一生懸命ないのちがある。
「今」を生きることを、見せてくれています。
動きたかったら、動く。
風や鳥など、周りの助けを得てでも、動く。
***************
やりたいことを、やること。
意思を貫くためには、躊躇せず周りに助けてもらうこと。
そんなことを、赤バナナ師匠が教えてくれました。
私も動こう。
私も歩きます。
感謝です。
お読みいただき、ありがとうございました。
【お山】苗床に防草シートを敷いた【暮らし】
皆様いかがお過ごしですか。
スタッフ坂田麻季江です。
苗床のプチ模様替えをしました。
色んな植物を置いていて、私がよく行く場所です。
植物の手入れをしながら、ゆっくり時間を過ごします。
ただ、地面の草むしりが必須で、
夏になると雑草の勢いが増し、
何日か草むしりしないと、足元が雑草だらけになるのです。
昨日はここの床に、防草シートを敷きました。
草が生えて来ないようにするシートです。
毎日のようにいる場所だから、快適な空間に。
居心地よくするための、ひと手間。
ただ、敷いたシートを押さえておくための
留めピンがありません。
どうしようかなぁ~と考えを巡らし、あるものに目が行きました。
クロスバンドという、パイプを十字に固定する金具。
たくさんあって、持て余し気味だったのです。
これに、U字型の部分があります(画像の赤マル部分)。
ワイヤーカッターでカット。
全部で20個くらいあったので、シートを固定するには充分でした。
バッチリです。
持て余し気味だったクロスバンドが、違う形で活かされました。
ゆっくりペースですが、他にも色々と模様替えして、
居心地の良い空間にしていきたいと思っています。
お読みいただき、ありがとうございました。
【坂田麻季江】ゴキブリのことを考えた
スタッフ坂田麻季江です。
※注意※(ゴキブリの絵があります、苦手な方はお気をつけください )
先入観、固定概念をとっぱらってみよう。
ふと思って、描いてみた絵。
まずこちら。
そしてこれ。
どちらも同じ生き物、ゴギブリを描いた絵です。
人間側の「見方」がどうかというだけで。
彼らには彼らの、存在理由があるんですよね。
ゴキブリは、私達に大切な事を気づかせてくれます。
彼らが嫌われるのは、暗い所や、ジメジメした場所を好むからでしょう。
腐ったものも食べますし。
だから、気持ち悪いって思われちゃう。
でも、考えてみたら「暗い場所」、「ジメジメした場所」
あるいは「腐ったもの」、
それらは私達が「避けたいもの」、「見たくないもの」
「目を背けたい部分」、「触りたくない部分」だったりします。
彼らは、それを目の前に突きつけてきます。
“気持ち悪い”って思うのは、そんな闇の部分を見せてくるから。
でもこれって、私達が自分の中の闇を、
気持ち悪いと思ってるってことですよね。
「見る必要がある部分が存在するのに、見ないふりをしている」。
それを伝えてくれる存在。
そう理解したら、ありがたいなぁと。
自分の中の腐った感情や、ジメジメした感情。
そららを見ないふりしても、あるものはある。
目を背けるだけでは、根本的な解決にはならない。
向き合って、お掃除したら、スッキリします。
闇があってこその光。
大切な役割を果たしてくれている彼らには感謝です。
お読みいただきありがとうございました。
【坂田麻季江】ガソリンで洗う
最近あった、ちょっとした意識の変化。💡
木の剪定などをよくやるので、私は日常的に
手ノコを使うんですが、
木を切ると、ノコ刃に樹液やヤニの汚れがつきます。
この汚れがネチャネチャしていて、洗うだけでは
なかなか取れないので、お湯につけたり、
ヤニ取り剤をつけてから拭き取ったり、その時々で
色んな方法で手入れをしていました。
しかし最近、とても簡単な方法でこの汚れが
キレイになるということを、ネットで知りました。
灯油やガソリンで拭くだけ、という簡単なものです。
車の部品、自転車のチェーンなども、この灯油洗い、
ガソリン洗いでキレイになるんだとか。
機械整備の現場でも、汚れはガソリンや灯油で
洗ったりしているそうです。
YouTubeでもいくつか動画が上がっていました。
お山には、草刈り機に使うガソリンが置いてあります。
早速、ガソリンを布に染み込ませて
拭いてみたところ、とてもキレイになりました。
こびりついていた汚れまで取れました。✨
ちなみに、ガソリンは灯油よりも洗浄力が
高いらしいですが、
揮発性が高いので、換気に注意が必要です。
においも強いです。
あと、火気にも要注意。
上記の点に気をつける必要はありますが、
洗った後に乾かす必要もないので、すぐにしまえるのです。
私には、このシンプルさ、簡単さが良かったんでしょうね。
この方法が気に入ってしまって。
手入れの時間が楽しくて仕方ないのです。
最後の手入れが簡単だと思ったら、
前より穏やかな気持ちで剪定できるようになり、
暮らしがいっそう楽しくなりました。
「後片付けが楽しい」が「暮らしも楽しい」に変化し、
「楽しい」が増幅しました。
こんな小さなことでも、喜びが増えていく。
教えてくれた人達には感謝だなぁ·····。
手ノコのビフォー・アフター。↓
before
↑ 刃の溝に残ったクズも、洗いません。ただひたすら、ガソリンで拭きます。
after
こびりつきも取れて、ピッカピカです。
溝にあったクズも取れます。
シンプルで分かりやすいのがいい。
そんな自分の気質を理解したら、
刃物の手入れ以外でも、自分に優しいやり方が見えてきそうです。
切らせてくれる木々にも感謝。
お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m。
【お山】お山の自然、川と沼と、竹林🌱
こんにちは♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
ゆりです🌸
Sangoのお山には、 沼と川があります。
最近の大雨あがりの沼の様子✨
(大雨のため、赤土の流れがあり、水が茶色くなっています)
川の様子です🌸
この日は特に、特に✨(*´ω`*)
森が綺麗な日でした。
美しいですね〜〜。
川や沼の水も、 私たちの波動と共にどんどん、どんどん美しく綺麗で
細かい波動になっていっていることを感じたこの日でした✨
匂いも全然違うのです。
そして、 川の一角に竹林もあるのです。
この辺りです👇
ここの竹は、 私たちには貴重な資材で、
せいじ兄さんが炭に加工してくださり、活用したり。
竹で土留めをしたり、 野菜の栽培に使ったり、 竹垣をつくったりと、
有難く森の恵みを使わせてもらっています😊
梨の木エリア(実は現在梨の木がなくなってしまったので、名称を変えようかと考案中💡)
からここへいく道を撮影しました。
①ショートバージョン
麻季江さんが撮影&編集&声の人ですo(^▽^)o
ジャングル探検のよう❣️
やんばるの自然の一部。
こちらから、どうぞ👇
②ロングバージョン
麻里江さんが撮影と声の主。編集は私です🌱
画像の質に苦戦中です・・(^◇^;)
こちらからどうぞ👋
【Sangoのお山】竹林|早朝の森|山暮らし|ロングバージョン
自然との暮らしは、 私たちの豊かさです🌱
いつもありがとうございます🌸
【私たち、一般社団法人 Sangoについての詳細はこちらへ↙️】
【『まるごとSango』というプログラムにて、Sangoが体験できる滞在も行なっています。
現在は受付を自粛しておりますが、開けた後、一緒に遊びましょう♬】
【気づき】自粛期間の嬉しい変化 〜今を生きる大切さ〜
こんばんは。
スタッフの大北です。
本日はSangoファーム中城より、
お送りしております。
新型コロナウィルスによる沖縄県への来島自粛・外出自粛要請を受けて、
Sangoでは、「まるごとSango」をお休み中の今です。
(緊急事態宣言は多くの県にて解除されてきておりますが、沖縄県としての来島自粛要請は継続中です。)
この間は、僕がいる中部の“Sangoファーム中城”と、
北部東村にある“お山”の間での行き来も極力控えるようにしております。
(お山とSangoファーム中城の位置関係はこちらを参考に。車で片道2時間弱の距離感です。)
Sangoファーム中城にて収穫されたお野菜は週に1度、
お山へとゆうパックで届けております。
2拠点間での往来が今までのようにできず、
ご滞在の方を受け入れたり、イベント開催もできないので、
不便なことばかりかと思われましたが、
思いがけない嬉しい変化もありました。
本日はその気づきを、
ご紹介していきます。
①報・連・相が密になった。
僕たちはとっっても報連相が苦手です。
思い込みが激しく、
伝えたつもりになっていることが多々あります。
我々の日常における「毎日事件!」の大半の原因は、
コミュニケーション不足によるものといっても、
過言ではないでしょう!(笑
そんな我々でございますが、
面と向かって会えないという逆境に立たされることで、
むしろ報連相が密になったのです。
SangoスタッフによるLineグループにて、
「今日何をやったのか?」の報告が、
写真とともに活発にされるようになりました。
最近は動画を撮って共有するようにもなり、
それが転じて、ささやかなYoutubeチャンネルも
開設いたしました!!
(チェックしてもらえると喜びます♫)
さらに、
今流行りのZoomを駆使したミーティングも開始。
(スマホで写真撮ってるのがバレバレ笑)
どうですか?このハイテクな感じ??(笑
日々の申し送りにもオンライン通話が活躍し、
Sangoは思わぬテクノロジーの発展をすることができたのです。
それもこれも、
報連相の大切さを実感することができたから。
逆境からのとても嬉しい進化です。
②「自分でできる!」という自己肯定感が高まる
今まで、
「森のひとつむぎ手」「畑のひとつむぎ手」という名前で、
月に一度全員で集まって作業をする日がありました。
少人数ではできないことを、
みんなで力を合わせて進めていく日。
作業を大いに進めていく日として、
とても重宝されておりました。
しかし、、、
自粛期間により全員で集まることができない!!
となると、大変な作業であっても、
そこにいるメンバーだけで作業を進めていく場面が否応無しに訪れます。。。
僕の場合、
芋畑の開拓がそれにあたります。
(草ボーボーの畑を開拓しました。 )
(詳細はこちらの記事にて。)
たくさんの人の力を借りないと、
絶対に無理だと思われたこの作業ですが、
近隣の仲間の力を借りながら、
少人数で達成することができたのです。
「みんなでやらないとできないこと」が
「一人でもできること」に変わり、
また一つ自分を肯定できました。
そのほかにも、
一人でのお家時間が長くなることで、
料理のレパートリーを増やしてみたり、
(収穫したジャガイモでポンデケージョ)
酵素シロップをたくさん仕込んだり、
(県外よりいただいた柑橘類や、沖縄の梅、畑で採れた桑の実で作りました)
今までやらなかったことに挑戦でき、
「できる」が増えたことは、
とても大きな成長に繋がったと感じています。
③今を生きることができた
最も嬉しい変化。
それは、
目の前のことに集中できる喜びを、
再認識できたことです。
まるごとSangoの受け入れや、
各種イベントをお休みしたことで、
今ある生活の大切さに気づき、
目の前の営みが大いに捗ったのです。
元来とってもビビリ屋な僕たち。
( その様子はこちらの記事でも描かれております)
人を受け入れることをしているのにもかかわらず、
人が来ることにドキドキする性質を持っております(笑
そんな僕たちは、今まで無意識のうちに、
「いつか人が来る。」ということに身構えていたのです。
つまり、
未来のことばかり考え、今この瞬間から離れてしまっていたのです。
恐れがあるゆえに、
目の前の物事を進めたくても、進められない。
無意識にそんなブレーキがあったことに、
気づくことができました。
しかしこの期間、
未来への不安を手放し、今できることに集中する。
という日々を過ごすことができたのです。
その結果、
今ある豊かさや、心を一つにする大切さに気づき、
お山もSangoファーム中城も共々、
環境を大いに整えることができました。
さらに、
次のステップへ進む話も順調に進んでおります。
今ここに集中できたからこそ、
今ある生活の喜びだけでなく、さらなる発展への願いも理解することができ、
未来の話も喜びからできるようになってきました。
不便の中にこそ進化がある。
自粛期間という、一見すると逆境だと思える状況にも、
たくさんのギフトがありました。
もちろん、
今も変わらずビビリ屋な僕たちでございますが、
今を生きる大切さを理解し、
これまでよりも一歩成長した自分たちで、
皆様をお迎えすることができるのがとても楽しみです。
明けない夜はない。
お会いできる日を、
もうしばしお待ちいただけたら幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました!
まるっ!
(Sangoファーム中城からお届けしました〜!!)
【私たち、一般社団法人 Sangoについての詳細はこちらへ↙️】
【『まるごとSango』というプログラムにて、Sangoが体験できる滞在も行なっています。
現在は受付を自粛しておりますが、開けた後、一緒に遊びましょう♬】