あ〜バナナットウ
スタッフのとしみです。
ちょっとした事件をおこしてしまいました。
今回はその報告です。
バナナの葉で納豆をつくっている民族がいる、という記事を読んだことがあります。
稲わらについた納豆菌で納豆をつくったのが日本の納豆。
納豆菌はいろいろな植物の葉にもいるのです。
お山にはバナナの木が何本かあり、大きく成長中です。
バナナットウと自分で勝手に名付けていつか作ってみようと思っていました。
今回はるつさんの希望もあって月桃の葉でもやってみることにしました。
300グラムの大豆をゆで、用意してあったバナナと月桃の葉でゆでた大豆をくるみ、
常温で放置して四日たち、発酵がかなりすすんでいるという感じがしたので、
冷蔵庫に入れ、翌日まずバナナットウから食べることに。
朝食に、バナナットウとアボカドを混ぜてみんなでたべてみました。
けっこうにおいはあるものの喉は通りました。体は拒否していないもよう。
食べて、お腹の下った人はいませんでした。
次の日、朝食にバナナットウいりオムレツをつくりました。
火を通すとにおいが少しゆるやかになるかと思ったので。
やっぱりにおいはすごいな、とか、のどはとおるよー、とか言いながら食べていました。
私はたくさんつくってしまったことに後悔を感じ始めていました。
早く食べきりたい!!と思い、夕食はカレーにしてこのバナナットウを入れることにしました。
豆カレーってのもあるし、カレーと納豆をいっしょに食べるとおいしいと、
ハナマルマーケットの薬丸くんも言ってたし。
カレーにバナナットウを入れたとき、ジュワーと泡がたった。ちょっと嫌な予感。
作ったカレーをみんなに食べてもらうと、、、。
どう表現したらいいのか、バナナットウのにおいと香辛料のにおいで、
いままで体験したことのないようなにおいになっていました。
「ウエ〜」とか「オエ〜」とか言いながら、
誰とは言わずこみあげてくるものは笑、笑、笑。笑うしかないって感じ。
おいしいと言って食べてくれた人もいたけどね。
バナナットウには何の罪もないけれど、これ以上は食べるのはよそうと決心。
夕食後、スコップと鍋を持って、掘りやすいところをさがして、「ごめんなさい」と言いつつ、
お山の某所に捨ててまいりました。
月桃につつまれた大豆の方は、バナナットウ騒ぎの陰に隠れていましたが、
その二三日後に出張から帰ってきたまりえさんに味見をしてもらい、
「刺激臭の割に口当たりはまろやか。納豆菌以外にもいろんな菌がいる感じ」
という感想をもらったのです。
ただカレーバナナットウの直後にみんなに食べてもらう気にもならず、
これもお山のどこかにさよならしたのでした。
バナナットウの話がでると、今でも笑いがこみあげてきます。
すごい実験だったな、と。
共にカレーを食べた仲間と笑い合えるなんて幸せです。
またバナナットウ、作ってみようかなあ。ほかの植物でもできるんじゃないかなあ。
でも、次回やるときは、少量にします。なにがあっても自分ひとりで食べきれるようにね!