一般社団法人Sango 公式ブログ 『ひかり』

沖縄県東村慶佐次の森、通称“お山”で活動している 一般社団法人 Sangoのブログです。わたしたちは、ここ“お山”の豊かな自然の中で、自分を成長させる霊的な学びを実践・実験していくことを大切にしています。 このブログでは、Sangoのことや活動内容、そして霊的な学びを紹介していきます。

【お山】崩れていくことは、変化すること

皆様いかがお過ごしですか。🌳

スタッフ坂田麻季江です。

 

先日、お山の中で一部、地面が崩れた箇所があるのを

スタッフの清治さんが発見。

苗床エリアから、沼に向かう斜面です。

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左が苗床エリア、右が沼に下る斜面。

画像のように、ストンと落ちて段差ができていました。

他のスタッフも現場を確認。

この場所は、雨が降った時の水みちになっていて、

水の流れが集中しているから削れたんだろう、という話になりました。

 

その時は、以下のような案が出ました。

・崩れたところに土のうを積む

・長い丸太を手前に置いて、水みちを分散させる

・手前に、小さな畑を点在させて水みちを分散させる

・木を植えて土留めにする

 

後日、この件をミーティングで話し合いました。

何か対策を講じる必要があるのか、ないのかも含めて。

 

まず、「崩れている」ということに関して、「何を感じるのか」。

その上で「どうすべきか」の意見を出し合いました。

 

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私達が住み始めた時から、このお山は原生林ではなく、
土地は整備された状態でしたが、自分達で手を入れた場所もあります。

 

植樹したり、土留めしたり、ユンボで地面を平らにしたり、

水みちを掘ったりして、試行錯誤しながら生活してきました。 

 

5年前、崩れかけているからとみんなで木を植えた場所は

他の樹木も生えてきて、様変わりしました。

植えた木と自生した木が一緒に根付き、

新しい樹木林を形成しています。

 

今回の「地崩れ」も、「地崩れ」ではなく、

お山の「変化」だと受け止めた私達がいました。

 

お山も人体と一緒で、生きているし、常に変わっているのです。

どこかが不調になった(崩れた)ら、

どこかでバランスを取ろうとして、違う場所に変化がある。

この変化が、見方によっては「崩れた」となるわけです。

 

昔、ユンボで水みちを掘りましたが、

こうやって地面が崩れたということは、年数を経て

水みちの形が変わっているのかもしれない。

 

お山はユニークな動きをして、いつも私達に気づきをくれます。

土地に手を入れた私たちの責任を果たしつつ、

お山のユニークな変化を楽しむ。

 

話し合いで出た結論は、

・土のうは積まない

・作った水みちを確認する

・木を植える

でした。

 

水みちを確認したのち、改めて整備するのか、しないのか。

木はどこに植えるのか。何を植えるのか。

みんなで相談し、決めて行く予定です。

 

変化は当たり前にあること。

お山も私達も、変化し続けています。🏞

お読みいただき感謝です。m(_ _)m